グループホーム=痴呆対応型共同生活介護(介護保険サーピスの1つ)
 
@グループホームの誕生
 
「痴呆になっても、町の中であたりまえの暮らしを」(ノーマライゼーションの考え方)
                              ※障害者・高齢者も健常者と共に暮らす
  


Aグループホームの特徴
 
1.慣れ親しんだ生活様式が守られる暮らしとケア
(安らぎがあり、束縛のない家庭的な暮らし)
2.認知障害や行動障害を補い、自然な形で持てる力を発揮できる暮らしとケア
(残存機能を生かし、役にたつことの充実感)
3.小人数の中で1人1人が個人として理解され受け入れられる暮らしとケア
(人としての権利と尊厳、個々の生活史と固有の感情)
4.自信と感情が生まれる暮らしとケア
(衣・食・住全般に生活者としての行動、役割を回復)
5.豊かな人間関係を保ち支え合う暮らしとケア
(家族、共に住むもの同士、スタッフ、地域杜会との関係)


Bグループホームの条件
1.小規模で自由な住まい方
 少人数(8人前後)の環境で穏やかな共同生活を送ることができる。
 1人1人のペースや自由が大切にされる。
2.家庭的な環境
 住みなれた暮らしに近く、ほっと安らげる住まい。日常の送り方が再現されている。
 痴呆の人が力を発揮しやすい住まいや雰囲気がある。
3.馴染みの人間関係
 いつもの仲間やスタッフと一緒の暮らしがあり、支えあう生活。
4.24時間の専門的ケア
 1人1人の誇りと力を蘇らせるための専門的なケアが提供される。
5.町の中での暮らし
 地域や自然に触れあいながら、町の人々と行き来しながら暮らすことが出来る。
 
Cグループホームの期待される成果
 
  


D痴呆の全体的経過におけるグループホームの役割
  
※痴呆の進行にあわせた適切な環境とケアが提供されない場合、痴呆の人は、坂を下るように一気に状態を悪化、増悪させてい<。
※しかし、自宅での生活が困難になってきた場合、適切な時期にグループホームヘ移ることで状態を予防し、出来る限り死に近い時期まで持てる力を維持しながら暮らしていくことが可能になる。


Eグループホームの基準
職員:利用者3名に対して介護従業者1名
夜勤(宿直時間帯)は、1名以上の介護従業者が必要となる
対象者:要介護者であって、痴呆の状態にある者のうち、少人数による共同生活を営むことに支障がない者。
定員:入居定員は、5名以上9名以下
設備:入居者の居室は、原則として個室でなければならない。居室については原則7.43u(4.5畳)以上となる。処遇上必要な場合は、2人部屋でも可。この他に、居間、食堂、台所、浴室、便所、その他利用者が日常生活を営む上で必要な設備を設けなけれぱならない。居間と食堂は同一でも可。
自己負担金:家賃・食材料費・理美容代・オムツ代・その他、衣類など日常生活において必要となるものに係る費用。


ケアホーム まごのて
介護保険の指定事業所として、痴呆対応型共同生活介護を提供するものです。介護保険と同時に出来た事業で、盛岡で一番に認可を頂きました。今現在は、滝沢村の駅前にて利用者共々楽しく暮らしています。
職員と家族のように日々を共に過ごすことを通し、心身の充実と痴呆の緩和を目指す事業です。
 定員は9名。民家調の木造平屋建ての建物で少人数で暮らしています。


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